憂暮れのムラサキ

夜にポツリと日々のつらつらを書き綴る村崎の戯言。全部あくまで個人の見解。

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某有名クリエイターの炎上について思う事。

行動と、裏腹な思考回路。

私達は物事のその表層しか見ることは出来ない。

ただ、その内部へと思考を巡らせることは出来る。

 

さて、今回は格言めいた言葉から始めてみましたが、いかがお過ごしでしょうか皆様。

最近は豆から挽いてコーヒーをドリップしている村崎です。

 

本日から再録版、もとい再掲載していたブログから新たに更新するブログになってまいります。ちょっとだけズルしちゃってた分をこれから挽回していきますねw

 

さあ、今回のテーマですが

『最近の炎上騒動、なんかおかしくね?って話』

 

そういえば、私的に思い出深い言葉ですが「この世の不利益は、全て当人の能力不足」と某漫画の主人公さんも言っておりました。これはこれで、また一つの見解ではありますよね。ただ、多くの人間は「抑圧」と「衝動」の間に感情が囚われてしまっていると言えるでしょう。何でもかんでも合理的に考えてゆける余裕のある人間というのは、稀であり、それが故に大変重宝されているのでしょうね。

 

では早速、本題へと入って参りますが、私がこのテーマについて書こうと思い立ったのは某有名クリエイター方の炎上騒動です。多くの方がこの話題に対して、失望なり、憤慨なり、苦言を呈した事かと思います。その中で実際に他のクリエイター達が糾弾する動画や、本人たちの謝罪動画、この騒動に対する立場の取り方を明言する多くの人々がおり、その視聴者たる私達もその話題に対する考えを少なからず持った事でしょう。

 

しかし、私がこの話を書こうと思い立ちながらも、ここまで日を先延ばしにしたのには理由がありました。彼らが実際、宣言下に大勢でお店に集合した事実は決して褒められたことではありませんでした。私だってこの一件を全てに亘って擁護しようなんて微塵も思っていません。ですが、7/10現在になってみてどうでしょう。

 

【感染者報告は一人として挙がっておりません】

 

これは、不用意な開催によってたまたまこの結果を生んだのでしょうか?

 

年齢層が若いから、或いは事務所がひた隠しにしているから少ないのでしょうか。

 

・・・そんな事は、無くない?(実際にそうだという確証がある訳では無いですが…)

これから先、感染者の報告もされるかもしれませんが、現状で何も出ていなかったわけですから、”悪い事ではあったけど無事で良かった”ってのが今の感想なんじゃないですかね。

 

でも、報道によって皆さんの目に触れて・・・炎上する事になりましたよね。

この違和感、伝わりますでしょうか。多くの人間が糾弾したり、憤慨したりを間違っているとは言えませんが、それでもなんか変だな。という気持ちを拭い去れない私がいる訳ですよ。実際のところ、緊急事態宣言が発令されてから自粛を余儀なくされた私達も巣篭りしっぱなしとはいかなかった訳じゃないですか。そんな中で不要不急なんて言葉を上手く利用して、仕事は◎、遊びに出るのは×なんて線引きをし始めて、外へ何とか出て来させようとしたわけです。我々も外へは出たいですしね。

そこで各々の尺度がズレ始めて、大規模なイベントは×、でも議員が大勢集まる会議は◎とか、演劇×、ライブ×、でもオリンピックは◎とか…etc.

 

結局はケロッとして『やりたい事を我慢しないで良かったんですよ。』なんて言い出し始めるんじゃないでしょうかね、そのうち。そういう中で、世の中の動向とか、周囲の目とかと、人情や義理を天秤にかけて、他人の祝い事なら…とか、細心の注意を払えばとかって尺度を設けてやりたい事をしたんです。

 

そして、事実その賭けに勝ったんです。

 

よく考え直してみてください。彼らがおこなった事を責める事が出来る程に潔白な人間がどこに居るでしょうか。そして、皆さんがどこかで免罪符にしているであろう言葉の「罹らなかったから」を彼らに宛がわないで居るのはなぜでしょうか。

 

緊急事態宣言が発令されたことにより、どこかで価値観を見失ってしまったかもしれませんが、不用意な事をした人間を責め立てるのならば、彼らがクラスターの発生源となったり、集団感染を起こしそれによる事態悪化を招いてからしか、私たちに責め立てる権利など無いのではないでしょうか。

 

暴論、詭弁と言われるであろう覚悟をしていますが、事実として今は感染者が出てないのですから、責めるべき事柄を見誤らないでほしいのです。

 

またこれも、炎上商法だって言われるんでしょうかね・・・。

では、また。